よさこい祭り

よさこい祭り2008

「よさこい祭り」は、商店街集客と市民の健康を祈念して昭和29年に作られたお祭りで、殆どの人は「よさこい」と言いますが、「よさこい鳴子踊り」を行う祭りが「よさこい祭り」です。

上記がお祭のスケジュールです。後夜祭が始まったのは、札幌でのYOSAKOIソーラン以降、全国各地で「よさこい鳴子踊り」が踊られ始めて以降の事です。

よさこい鳴子踊りのルール

踊り(祭り)の基本ルールは下記の3つで、このルールを満たしていればどんな踊りでもいいし、曲もロック調でもサンバでも日本風でもなんでもよい…という、これだけ守れば後は自由!な踊りのお祭りです。

元々「鳴子」は田畑に吊して、音で鳥を追い払うための道具でした。今ではリズム楽器として、よさこいに欠かせない小道具ですが、最近はこの鳴子もチームによっていろいろな鳴子になっています。毎年工夫を凝らした踊りや踊りに合った衣装、そしてチームを先導する地方車が競演場と演舞場で観客の目を楽しませてくれます。

自由な雰囲気が今の時代にあっているのか、ここ数年全国の祭りに取り入れらているよさこい祭り。幼稚園児から踊り始め、足腰が立たなくなる年寄りになるまで踊る!という祭魂の人達は目の輝きが違います。

高知工科大学チーム 高知工科大学チーム 高知工科大学チーム

祭りを支える人達

高知の「よさこい」の大きな特徴は、祭を支える人達が多い事でしょう。商店街の人達の他、よさこい祭りが始まるとじっとしていられない!と、仕事を休んで裏方やボランティアで参加し続けている人達。目立つのは踊り子ですが、先導、地方車の運転等、裏方の仕事も重要で大変。また、各会場で踊った後に無料で振舞われる氷水や麦茶も、地元の商店街等の人達の心遣いによるものです。目立つ、目立たないに係らず、祭りに魅せられた人がとても多いのは、発祥の地・高知ならではなのかもしれません。

また、競演場や演舞場だけで踊るのではなく、チームによっては病院や、老人ホームの慰問をしたりもしています。会場に来ることが出来ない人達のところへ踊りを届ける…この気持ちも素敵だと思います。

高知工科大学チーム 踊り子 踊り子

踊る側の苦労と楽しみ

市内の競演場と演舞場への移動が大変なことと、待ち時間の長いこと。資金的に裕福なチームは専用バスで移動していますが、そうでないチームの踊り子は、強烈な日差しや、時には大雨の中を電車、徒歩などで、競演場から競演場へと移動していきます。

そして、先回りしたチームの担当者が受付をして、順番が来るのを待ちます。受付をして待っていても、混み具合によっては「パス!」して次の競演場へと移動することも。これは、踊り子たちが少しでも多くの競演場で踊れるように各チームの代表や、裏方の人々が考えての事です。又は、競演上で1時間程待つことも。やっと自分たちの順番がきた!…あっ…踊れる時間は、たったの5分だった!なんてこともあります。

追手筋は一番の晴れ舞台ですが、各演舞場もそれぞれ個性があって楽しいです。万々商店街や愛宕商店街は長く、踊りがいがありますが、炎天下で激しい踊りだと後半は結構しんどいと良く言われます。また、時々、通る路線バスに気をつけながら踊らないといけません。帯屋町商店街はアーケード内ということもあり、涼しいのですが、これも長い。でも、観客と距離がとても近く、内輪で扇いでくれる人もいたりで、楽しく、嬉しい瞬間があります。

富士通チーム 踊り子 踊り子

よさこいの楽しみ方

最近は「どこいこサービス」という携帯電話のWebページで、各チームの行き先や演舞場の混み具合を確認する事ができますから、お気に入りのチームを効率的におっかける事もできます。

高知のよさこい鳴子祭りはプロが踊っているかのようなうまいチームばかりでなく、「♪じんばもばんばもよう踊る〜」と歌にあるように、老若男女、お年寄りから子供、そしてハンディキャップのある人も参加して踊るお祭りです。踊っている人も見ている人も皆が楽しく、皆が元気に!賞やメダルの数を競うのが「よさこい」ではありません。それぞれがそれぞれの持ち味、個性を出して、楽しく、一緒に踊り、観客も一緒になって楽しむのが高知の「よさこい」です。

踊り子 踊り子 上町よさこい鳴子連の地方車
↑ページトップへ

BACK
Copyright © 1996-生活創造工房 All rights reserved.