土佐湾のハクジラ類

ニタリクジラとマイルカ

土佐湾には、東の一部海域で見ることのできるマッコウクジラの他に、マイルカ、ハナゴンドウクジラ、ゴンドウクジラなどのハクジラ類を見ることができます。
残念ながら、これらがメインで写った写真がありません。ここで使っている写真は、ニタリクジラと一緒に泳ぐマイルカ(右、体側に白い模様が特徴)です。

マイルカ
歯クジラ亜目:マイルカ科
体の色は背中側が濃いブルーグレーで、お腹側が白く、白い部分とブルーグレー部分の間に薄い灰色の部分がある事が特徴です。
■英語名
Common Dolphin
■分布地域
温帯および熱帯性で、かつ比較的外洋性のイルカです。水温10〜28度の範囲に主に分布し、日本近海では主に水温18〜26度の海域に分布しています。スジイルカやマダライルカと比べると日本ではなじみが少ないと言われていますが、土佐湾沖ではよく見かけられるようです。
■行動パターン
数十頭〜数百頭の群れを作ります。また、時々ジャンプし、船首波にのります。
■餌
魚。何を主としているかは調べきれていません。宿題にさしてください。また、ご存知の方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。
■体長・体重
通常2.3メートル以内で体重は70〜80キロです。大きいものは2.5メートル位になるものもあるそうです。雄のほうが雌よりもやや大きいです。
子供のクジラは約80センチで生まれます。雄雌共に7〜12歳で性成熟し、体長約1.9〜2.0メートルとなります。
■成熟年齢
雄雌共に:約7〜12歳
■妊娠期間
??月(宿題にさせて下さい)
2〜3年に1回、出産
■寿命
十分調査されていないため正確には不明。ほぼ、人間と変わらないのではないかと推測されます。
■体温
ほぼ、人間と同じ。哺乳類であるので、他の哺乳類も同様。
■身体の色・特徴
体の色は背中側が濃いブルーグレーで、お腹側が白く、白い部分とブルーグレー部分の間に薄い灰色の部分がある事が特徴です。また、背びれは鎌形で背中のほぼ中央に位置します。背鰭は先が尖っており背びれの幅は体調の約20〜25%です。
上下のあごに左右それぞれ45〜50本の歯を持っています。
マッコウクジラ
歯クジラ亜目:マッコウクジラ科
噴気孔が頭の左側にあり、上顎の下端の部分が下顎よりも出っぱている事が特徴です。
■英語名
Sperm Whale
■分布地域
極海の氷縁付近を除き、世界の沖合い域に分布します。
この種は特に深く潜水する事で知られており、2000メートル〜2800メートルもの深海で潜水艦ソナー観察者が声を追跡したとの報告も上げられているそうです。
■行動パターン
母系的な群行動をとります。その特徴は以下の通りです。
  • 成熟した雄と両性の未成熟個体で構成される通常20〜40頭の育児集団があります。
  • 雄は性成熟が近づくと育児集団を離れ、単独ないし数頭で群れを構成し寒冷域で生活します。
  • 交尾期は成熟した雄は低緯度の繁殖海域に戻り、繁殖に参加します。しかし、留まる期間は極めて短期間です。
■餌
主にイカ類、と底生魚類です。特に10メートルを超えるダイオウイカを食べることで有名です。
■体長
雄:約18メートル
雌:約13メートル
子供のクジラは約3.5〜4.5メートルで生まれます。雌は7〜13歳で性成熟し、体長約9メートルとなります。雄は10歳前後から性成熟が始まり、20〜30歳で性成熟します。この時、体長は約14メートルとなります。
■体重
雄:約50トン
雌:約40トン
■成熟年齢
雄:約10年
雌:約7年
■妊娠期間
約15〜16ヶ月
3〜5年に出産
■寿命
十分調査されていないため正確には不明。ほぼ、人間と変わらないのではないかと推測されます。
■体温
ほぼ、人間と同じ。哺乳類であるので、他の哺乳類も同様。
■身体の色・特徴
背中:黒色または灰褐色。年齢と共に白色化し特に頭部が先に白色化します。
腹部:灰色か白色です。
頭部が大きく成熟した雄では体長の3分の1に達する個体もあります。頭部から背びれまでは横から見るとおおよそ長方形をなします。頭部上の左先端に噴気孔を持ちます。
■名前の由来
鯨油が、じゃこうに似た抹香の香がすることから、この様に呼ばれるようになりました。
この鯨油は精液(Sperm)に質感が似ていることから、英名のSperm Whaleが付けられました。
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