睦月

春の七草

1月7日の朝は七草粥を食べて、一年の健康を祈る習慣があることは皆さんご存知のとおりです。昔は、お節句のひとつで人日(じんじつ)とも呼ばれていたようです。春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロですが、名前と姿がなかなか結びつかない人もいるのではないでしょうか。

星神社のお弓祭り

北川村の星神社で奇数年の1月8日に行われます。朝9時頃から弓を射る行事が始まり、午後3時頃まで行われます。土佐の三大弓祭りの一つと言われています。

夜須大宮八幡宮の百手祭(ももてさい)

香南市夜須町西山の夜須大宮八幡宮で、毎年1月中の卯の日と翌日の辰の日の2日間、行われます。土佐の三大弓祭りの一つと言われています。

小正月

旧暦正月15日、あるいは14日から16日を小正月といいます。この時期、様々な行事が行われます。

旧暦1月14日の晩に須崎市野見湾で行われる祭りです。

この祭は、海の神様である竜神にその年の大漁と集落の繁栄を祈り、五色の短冊を飾った高さ15メートル余りの竹(幟)を集落の中央に立てます。そして、夜になると若者達によって、唄に合わせて悪霊鎮めの地搗(じつき)をしながら浜辺まで運ばれ、干潮時に沖に立てます。後日、その竹(幟)が沖方向に倒れると大漁、岸方向に倒れると豊作の年になると伝えられています。

旧暦が基準なので、現在の暦だと1〜3月の間を移動しますので、睦月、如月、弥生の各ページに記載しておきます。

高知県独特だと言われていますが、まだ、お目にかかったことがありません。高知県の西部で行われている行事で、農具を洗って床の間や縁側に並べ、お餅や山草などをお供えして道具の年取りをお祝いする行事だそうです。お年寄りに聞いたことがあり、備忘的に記しておきます。

小正月にはドンド焼きや左義長(さぎちょう」やさぎっちょさんと呼ばれる、門松や注連縄を焼く火祭りの行事がが行われますが、これらの行事は他県に比べると高知県は少ないと、民俗学を研究している方に聞いた事があります。田畑を持っている人達が、自分の田畑の隅で門松や注連縄を焼いているのを比較的良く見かけます。

一方、一年中、注連縄を玄関に付けている家も比較的多くあります。

庵谷(いおのたに)の百手祭

旧暦1月20日に大豊町庵谷の星神社で行われます。

旧暦が基準なので、現在の暦だと1〜3月の間を移動しますので、睦月、如月、弥生の各ページに記載しておきます。

伊野の大黒様(椙本神社春の大祭)

旧暦1月22日にいの町の椙本神社で行われる祭りです。伊野の椙本神社は、大黒様として日頃から人々に親しまれている神社です。この祭では、名野川神楽の奉納、獅子舞等が行われます。大黒様の舞の後に、福を得るために「わっはっはっ」と大黒様といっしょに笑い、その後、「幸福への御縁」を大黒様から頂きます。また、多くの参拝客は、小さな俵のついた稲穂を五穀豊穣のお守りとして買っていきます。

旧暦が基準なので、現在の暦だと1〜3月の間を移動しますので、睦月、如月、弥生の各ページに記載しておきます。

※現在は、旧暦22日ではなく、近くの日曜日に行われている様です。

二十四節気に関係する事柄

旧暦では、一年を24等分して季節を表す節目に名前がつけられていて、これを二十四節気(にじゅうしせっき)と呼びます。

二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ。冬至から数えて15日目にあたり、寒の入りとも呼ばれます。

二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ。小寒から数えて15日目にあたり、一年で一番寒い頃です。

一番最初にある二十四節気が小寒です。そして、この小寒から丁度15日目にあたるのが大寒です。

小寒から大寒までの15日間と、大寒から立春までの15日間を合わせた30日間を寒の内(かんのうち)と呼び、寒の内は一年で一番寒い時期にあたり、お酒や味噌などを仕込んだりする時期と昔はされていたようです。

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