文月

七夕

旧暦や新暦で行なうところがあり、まちまちですが、言わずと知れた牽牛と織女が1年に1度だけ出会う日ですね。

6日の夜に立てた七夕飾りは、7日の夜に取り込みます。取り込んだ七夕飾りは、昔は、七夕送り、七夕流しといって、川や海に流して穢れを清める風習があったそうですが、今では流すことが禁じられています。

短冊は赤・黄・白・青・黒の五色で、陰陽五行説の色彩思想からの発想と思われます。これは、虫送りの際に田んぼの周囲に飾られる細く切った紙の色とも同じです。

竹ざおに七夕飾りをすることは今では当たり前ですが、高知県内の集落では、縄に七夕飾りをするところがあります。

越知町桐見川集落では、各家がひとひろ(両手を左右に広げたときの一方の指先から他方の指先までの距離)づつ縄を編みリレーで集落全戸に回し、最終的には、集落を流れる川(桐見川)を渡す長さにし、それに、七夕の前夜に皆で飾り付けし、川にお供えものをし、翌朝の七夕の朝に川に渡します。

こういった慣習はお年寄りが支えていますが、出来れば若い人たちにも受け継いでもらいたいですね。

須留田八幡宮の宵宮

絵金祭の元になった須留田八幡宮の氏子さん達のお祭です。毎年7月14日、15日の日没後〜21時頃まで。赤岡町本町商店街に、本町地区町内会所蔵の絵金の芝居絵18点が並びます。絵金祭とは異なり、芝居絵屏風が並ぶ通りの街灯や自動販売機の灯りはすべて消され、暗闇の中に絵金の芝居屏風絵が並べられるそうです。

絵金祭り

年に一度(7月の第3土・日曜)の夜、香美郡赤岡町の商店街で町の人々が保存している幕末の不世出の絵師金蔵(通称絵金)の芝居絵を商店の軒先に展示、ろうそくの灯で絵金の世界を体験します。

ふるさと室戸まつり

藩政時代(江戸時代後期から明治時代初期にかけて)に行われていた、古式捕鯨の勢子舟を復元して行う鯨舟レース(正式名称は「土佐室戸鯨舟競漕大会」)や、夜には花火大会も行われます。

シットロト踊り

シットロト踊りは、地元の漁師たちが、室戸市の漁業にゆかりのある場所およそ30箇所を、魚の供養と豊漁祈願のために、早朝から夕方まで踊り巡っていくもので、旧暦の6月10日に行われます。(新暦では、7月のいずれかの日に当たることになります。)この踊りは1963年(昭和38年)に県の無形民俗文化財に指定され ています。

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