椙本神社秋の大祭

椙本神社秋の大祭

創建1200年を超えるといわれている、いの町の椙本神社の秋の大祭は毎年11月23日に開催されます。椙本神社は高知県民には「伊野の大国さま」の愛称で親しまれていて、商売繁盛、家内安全、五穀豊穣、病気平癒、などのお祈りが絶えない神社です。

大祭は春と秋の2回

椙本神社では「春の大祭」と「秋の大祭」が行われます。春の大祭は五穀豊穣をお願いしたお祭りで旧暦の1月22日に行われます。秋の大祭は、春の大祭の時にお願いした五穀豊穣を神様がかなえてくださったことにたいする感謝のお祭りです。こちらは新暦の11月23日に行われます。このお祭りは春秋ともに、約2万人の参拝者で賑わいます。

御神幸1 御神幸2 御神幸3

御神幸

秋の大祭には、ご神体が乙女の舞や扇の舞、獅子舞等を従えて、神社近くの仁淀川の河原まで「御神幸(ごしんこう)」を行います。御神幸は、伊野の商店街を通り、途中「お旅所」と呼ばれる中継点で子供の舞や雅楽の演奏が行われます。秋晴れの下、雅な気持ちになるお祭りです。

御神幸4 御神幸5 御神幸6

子供みこしを先頭にした一行は獅子舞、白装束の男衆、八角形漆塗神輿(国の重要文化財。現在は、複製が使用されています)の総勢約200人にものぼる行列となります。平成16年はお旅所まで約1時間でした。

お旅所である仁淀川沿いのさくら堤では、お当家を務める家のある地区の小学生が、舞を奉納します。どの子も真剣に舞を奉納していました。舞や雅楽の演奏は約1時間ほど行われ、終了すると椙本神社まで戻ります。

なお、この「御神幸」は、高知県では通常「おなばれ」と呼ばれています。

八角形漆塗神輿は、1263年の制作。江戸時代に2度の修復有り。棟の鳳凰は全国的にも例の少ない秀作とされ、制作当時の部分も多く残っています。

お旅所 椙本神社1 椙本神社2

メモ

【平成16年度秋の大祭での「御神行」の行程】

【参考文献】

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